当コーナーはJavaの基本的な事項を紹介していくものです。
JSPを使う(その1)
さて、これまではコマンドプロンプトを利用してコンソールで表示されるJavaを作っていました。
しかし、実際の開発ではコマンドプロンプトを利用してJavaのシステムを作ることは。ほとんどありません。
インターネットへの常時接続が一般的となってきた頃から、Javaもサーバ上で動くシステムが出来上がって来ました。
Javaをサーバ上で動かしたい時にどうすればいいかをこの章で解説します。
Tomcatのインストール
JSPを使うには、専用のサーバプログラムをインストールする必要があります。
当コーナーではもっとも一般的なApacheプロジェクトの「Tomcat」を利用します。
Tomcatのインストールのためにはhttp://tomcat.apache.org/からDownloadのTomcat 8.xからバージョン8.0.14をダウンロードします。
ダウンロードするファイルはBinary Distributions のCoreの32-bit/64-bit Windows Service Installer です。
ダウンロード後、apache-tomcat-8.0.14.exeをダブルクリックします。
I Agreeを押します。
Nextを押します。
ユーザーとパスワードの設定は任意で行えます。今回はユーザーとパスワード共に「admin」にしました。
自端末にインストールされているJdkのパスが設定されているのを確認し「Next」ボタンを押します。
Destination FolderをC:\Tomcat 8.0に設定し、「Install」ボタンを押します。
インストール完了画面です。「Finish」ボタンを押します。
Tomcatの起動
さて、次に環境変数を設定する必要があります。以下のように設定してください。
変数名:CATALINA_HOME
変数値:「C:\Tomcat 8.0」
デスクトップの右下に矢印のようなアイコンが出来上がると思いますのでダブルクリックします。
Startボタンで起動します。
以下のような画面で何もメッセージが出なければ起動完了です。
Tomcatをいったん停止して、再度サーバを起動してください。
その後、http://localhost:8080にアクセスすると以下のような画面が開かれます。
JSPを動かす。
いよいよ、JSPを動かす環境が整いました!しかし、ここから更に一手間かかります。
Tomcatをインストールしたフォルダのwebappsフォルダにaiosl-tec-JSPと言う名前でフォルダを作ります。
場所「C:\Tomcat 8.0\webapps」
作成フォルダ「aiosl-tec-JSP」
次に、C:\Tomcat 8.0\webapps\aiosl-tec-JSPフォルダの中に
WEB-INFフォルダを作成します。
JSPクラスを作成します。
以下のコーディング完了後aiosl-tec-JSPフォルダにsampleJsp01.jspで保存して下さい。
アイオステクノロジーのJSPサンプルその1
web.xmlの作成
WEB-INFのフォルダに、web.xmlと言う名前でファイルを作成し以下の内容を記述してください。
web.xmlはサーバサイドJavaの設定ファイルと言われているもので実際のウェブアプリケーションでは
色々と記述するのですが、ここでは簡単な記述のみでOKです。
Tomcatをいったん停止して、再度サーバを起動してください。
http://localhost:8080//aiosl-tec-JSP/sampleJsp01.jspにアクセスします。
ユーザーとパスワードを聞かれますのでインストールの時に設定したユーザーとパスワードを入力します。
(今回の場合はどちらも「admin」になります。)
ブラウザー上に「アイオステクノロジーのJSPです。」と表示されました!