Java入門ガイド

04.繰り返し命令

当コーナーはJavaの基本的な事項を紹介していくものです。

4.繰り返し命令

WHILE文

何かの条件が終了するまで次に進めないなど、特定の条件に応じて処理を繰り返すことが必要な場合があります。
Javaではこのようなプログラムの流れを作ることも可能です。
「C:\Aiosl-tec\Java\Sample」フォルダにエディタで下記のように記述し「Sample03.java」という名前で保存してください。

/*
  * クラス名 :Sample03.java
  *
  * 作成日  :2006/12/01
  * 作成者  :アイオステクノロジー
  * 最終更新日:2006/12/01
  * 最終更新者:アイオステクノロジー
  *
  */

public class Sample03{
  public static void main(String[] args){
    //繰り返し命令を使ったプログラム。
    int i = 0;
    while(i < 10){
      System.out.println("繰り返し命令。" + i );
      //iを加算します。
      i++;
    }
    System.out.println("繰り返し命令。終わり" );
  }
}

コマンドプロンプトでコンパイル後、「java Sample03]と入力し実行してみます。

obj_Javastart_while001

繰り返し命令。と数字が10行出力され、最後に繰り返し命令。終わりと出力されました。

このプログラムの特徴は、int型といわれる数値データを初期値0から開始し、while文という命令を利用して
繰り返し命令の中で「繰り返し命令。」という文字の後に1ずつ加算して表示していることです。
while文では(条件)が成立、iの値が10以上になったら繰り返し命令を終わる処理を 実行しています。

FOR文

繰り返し命令ではwhile文以外に、for文という命令があります。
下記のコードを記述し「Sample04.java」という名前で保存してください。

/*
 * クラス名 :Sample04.java
 *
 * 作成日  :2006/12/01
 * 作成者  :アイオステクノロジー
 * 最終更新日:2006/12/01
 * 最終更新者:アイオステクノロジー
 *
 */

public class Sample04{
  public static void main(String[] args){
  //繰り返し命令を使ったプログラム。
    for(int i = 0 ; i < 10 ; i++){
    System.out.println("for文の繰り返し命令。" + i );
    }
  System.out.println("for文の繰り返し命令。終わり" );
  }
}

コマンドプロンプトでコンパイル後、「java Sample04]と入力し実行してみます。

obj_Javastart_for001

今回も、繰り返し命令。と数字が10行出力され、最後に繰り返し命令。終わりと出力されました。
for文では( 初期化式 ; 条件式 ; 再初期化式 )という構成となります。このプログラムでは
初期化式  …一番最初にint型のiの値に0を代入。
条件式   …iが10を超えたら繰り返しを終わる。
再初期化式 …繰り返し命令に中にiに1を加算する。
という仕組みになっています。条件が成立している間は繰り返し処理を行います。